デジタル化への取り組み

近年のデジタル技術の急速な進歩により、印刷業界も大きな変革期を迎えています。当社はこの変化を好機と捉え、積極的にデジタル化を推進しています。従来の印刷技術とデジタル技術を融合させることで、より高品質で効率的な印刷サービスを提供しています。デジタル化は、印刷技術の進化だけでなく、新たなビジネスモデルの創出にもつながると考えています。

最新型印刷機によるデジタル管理

弊社の最新型印刷機のインフォメーションディスプレイではネットワークカメラで撮影した用紙搬送の様子をライブビューモニターでリアルタイムに把握できます。また、絵柄データ表示、ジョブの進捗状況、印刷濃度の測定結果、安全装置の作動状態の表示など、従来のアナログ作業をデジタル化し、先端技術で印刷オペレーターをアシストします。

オンライン校正システムの導入

オンライン校正システムは、モニター上で校正が行えるツールです。ブラウザとインターネット環境さえあればいつでもどこでも利用可能で、リアルタイムで複数人が確認でき進捗状況も把握できます。リモート環境でもスムーズに校正作業を進められるため、校正紙のやり取りを行う必要がなく業務のスピードと精度が向上します。

SDGsへの取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)とは

SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」です。2030年までに達成すべき17の国際目標から構成され、貧困や飢餓の撲滅、質の高い教育の提供、気候変動対策など、私たちの社会が直面する様々な課題の解決を目指しています。

当社のSDGsへの取り組み

当社は、持続可能な社会の実現に向けて、SDGsの理念に賛同し、積極的に取り組んでいます。私たちは、事業活動を通じて社会的課題の解決に貢献し、より良い未来の創造に向けて努力を続けています。
具体的な取り組みとして、以下のような活動を行っています。

再生可能エネルギーでエコに貢献

当社は2023年00月よりソーラーパネルを設置し、稼働を始めました。
この取り組みは、SDGsの「2030年までに、エネルギーを作る方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす」という目標達成にも貢献しており、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に寄与しています。

「無処理版」の使用で環境負荷を軽減

無処理版とは刷版時に現像を行わない版のことです。現像液を使わないので有害な廃液を出さず環境負担を軽減します。
現像液の交換や洗浄、現像時間が短縮するので従業員の業務の負担も軽減します。また、使用済みの刷版(PS版)はアルミニウムのリサイクルで省資源化にも貢献しています。

オンライン校正システムでペーパーレス化

当社ではパソコンやタブレットで校正可能なオンライン校正システムを導入しています。従来の校正に使用する用紙を出力せずに、モニター上で校正するので紙書類の廃棄が減り自然環境の保全に貢献します。またオンラインなのでwebでお客様と共有すれば、校正紙をやり取りする時間や交通費等のコストの削減にもつながります。

LED-UV印刷機の導入

LED-UV印刷システムは、環境負荷の低減が求められる印刷業界において、次世代のUV印刷技術として注目されています。従来のランプ方式に比べて消費電力が少なく、CO2排出量の削減につながります。また、LED-UVはオゾンを発生させないUV波長を使用するため、環境への影響を抑えることができます。

これらの取り組みを通じて、当社は持続可能な社会の実現に向けて邁進してまいります。今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。